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★麻生・久間氏、不用意発言/参院外交防衛委で
【東京】日米安全保障条約で在日米軍出撃などの際に求められている
「事前協議制度」の適用例について、麻生太郎外相は五日の参院外交防衛委員会で
「沖縄が爆撃されたことに対し、沖縄の米軍基地から攻撃するというときには
あり得るのではないか」と述べ、他国軍による沖縄侵略を挙げた。
一方、久間章生防衛相は2月から五月にかけて嘉手納基地に一時配備された最
新鋭ステルス戦闘機F22Aラプターについて「いい戦闘機」と性能を評価するなど、
県民への配慮を欠いた閣僚の不用意な発言が相次いだ。大田昌秀氏(社民)への答弁。
参院外交防衛委員会で五日、麻生太郎外相が「沖縄の爆撃」に言及し、
久間章生防衛相は騒音被害をもたらしたF22を「いい戦闘機」と発言した。
閣僚の言葉は県民意識から遠く懸け離れ、関係者から憤りと失望の声が上がった。
同日開かれた海自艦派遣への抗議集会。会場にいた平和市民連絡会の城間勝代表世話人は
「発言も自衛艦派遣も、沖縄に対する歴史的な差別の延長線上にある。
沖縄の体験にふそん、乱暴な言い方だ」と怒った。
新崎盛暉沖大名誉教授は「安保条約の解釈もいいかげんで、まず日米同盟強化ありき。
それにしても、沖縄への攻撃を平気で口にする政治センスには驚く」とあきれた。
久間防衛相がF22を「いい戦闘機」と評したことについて、嘉手納飛行場に関する
三市町連絡協議会(三連協)の野国昌春会長(北谷町長)は「常駐化に向けた布石ともとらえられる。
(沖縄を)守ってあげている、という意味なのだろうか。中央との温度差を感じる」と憤る。
防衛相はF22配備を「テストを含めたフライト」とも表現した。
嘉手納基地に隣接する嘉手納町屋良地区に住む宮城清記さん(82)は
「地元は常に騒音に悩まされている状況で、大臣がテストを容認していたのであれば、
米軍ではなく、日本人が日本人を苦しめていることになる」と語る。
「住民の受けている被害を軽視されているようでショックだ」と、動揺を隠せなかった。
沖縄タイムズ URLリンク(www.okinawatimes.co.jp)