07/06/04 16:33:46 0
・参院選の公示が約1カ月後に迫る中、各地の自民党立候補予定者の陣営が危機感を
強めている。年金問題や現職閣僚の自殺を受け、安倍内閣の支持率はさらに落ち込んだ。
それでなくても今春の統一地方選では、道府県議が4年前の1309から1212まで議席を
減らし、選挙続きに疲れも見える。「足元の地方組織がこんな状況では、逆風選挙は
戦えない」と悲鳴が上がる。
■山梨 選挙連発、疲れ蓄積
「情勢は自民に厳しい。だから後援会入会カードは1人50票を目標にしている」
2日夜、甲府市。参院選山梨選挙区(改選数1)に立候補を予定する自民新顔、入倉要氏の
後援会集会で、後援会役員が声を張り上げた。だが会場に集まったのは約80人。
「亥年」の今年は、春の統一地方選と参院選が重なる。山梨では1月に知事選もあり、
候補者擁立を巡って組織が分裂した影響も残る。「動員が続くと参院選まで持たない」。
後援会内でこんな声が強まり、規模縮小を余儀なくされたのだ。
「あと2カ月。燃え尽きないで」。大月市の棚本邦由県議は、こう言って支持者に
頭を下げる。
■埼玉 大敗余波、分裂騒ぎ
埼玉選挙区に立候補を予定する古川俊治氏は、3日、朝霞市の集会で支持を訴えた。
だが表情は厳しい。「駅立ちしていても『なんだ、自民か』と絡まれる。超逆風の選挙だ」
自民の候補は1人。統一選までは安泰ムードだった。だが、県議選で自民は、選挙前の
62議席から議長を含む現職19人が落選するという「歴史的大敗」。公認候補の当選者数で
見ても、前回(03年)より11減と全国で最も減らした。すると、無所属議員を取り込んで
過半数に持ち込みたい主流派と、反発する反主流派とが分裂状態に陥ってしまった。
■東京 養成塾生まで動員
・東京選挙区(改選数5)では9年ぶりに保坂氏ら公認2人を擁立するだけに、ここへ来て
焦りが募る。ある都連幹部は「支持率低下や年金問題のなか総動員でやっていくしかない。
若い力にも無党派層の開拓につなげてほしい」と、経験の浅い塾出身者にもすがる思いを
明かした。(抜粋)
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