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★喫煙は精子を損傷、子孫のDNAに悪影響も=カナダ研究
[ワシントン 2日 ロイター] 喫煙によって精子が損傷を受ける可能性があり、遺伝子を通じて
子供へも悪影響があるという研究結果が報告された。カナダ保健省の研究者が今週発行の
学術誌「Cancer Research」で発表した。
マウスを使って実験を行った同研究によると、たばこの煙が精子の細胞のDNAに変異を起こす
ことが分かったという。こういった突然変異は、遺伝情報に永久的な変化をもたらすとされている。
同研究の責任者で、保健省の環境職業毒性学担当のキャロル・ヨーク氏は、「これらの変異が
遺伝したら、子孫の遺伝的構成物の中に不可逆変化として存続します」と指摘。「母親の喫煙が
胎児に悪影響することは周知のことですが、父親による喫煙の方も、それが母親と出会う前であれ、
子供に悪影響を与える可能性が示されました」と述べた。
ロイター 2007年 06月 3日 18:09 JST
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