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★洞爺湖サミット 先住民族の知恵発信を 道ウタリ協会が国連で提言(06/01 07:24)
道ウタリ協会は先に米ニューヨーク市で開かれた第六回国連先住民問題常設フォーラムで
声明を発表し、環境・地球温暖化を主なテーマとする来年七月の北海道洞爺湖サミットは、
各国首脳が自然と共存する先住民族の伝統的知恵に触れる機会とするよう提案した。
声明は、アイヌ民族が先住した「アイヌモシリ=静かな人間の大地」でのサミット開催を
歓迎するとして、「人間は自然の一部」「山に入るときに祈りをささげ、食べ物を得たら
丁重に感謝する」といったアイヌ民族の自然観を紹介。
その上で、先住民族の権利を無視した開発主導の考え方が環境破壊を招いたと指摘し、
「先住民族の伝統的な知恵と自然に対する姿勢が、地球環境問題を解決する糸口になる」などと述べた。
常設フォーラムに対しては、サミットのような国際会議が先住民族の伝統的な土地で開かれる際は、
先住民族に敬意を払うよう、各国政府に勧告することなどを求めた。
フォーラムは五月十四日から二十五日まで開かれ、声明は非政府組織の市民外交センター(東京)と、
関東のアイヌ民族団体・アイヌ資料情報室(同)との共同声明の形で、ウタリ協会の加藤忠理事長が読み上げた。
この声明について、
道は「北海道から世界に発信する理念として、アイヌ民族の世界観、自然観は魅力的だ」(環境生活部)と話している。
北海道新聞 URLリンク(www.hokkaido-np.co.jp)