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「DREAMS COME TRUE」(略称ドリカム)の人気が上がれば株価もアップ、「サザエ
さん」の視聴率が上がれば株価は下がる-。こんなリポートを、大和総研が発表した。人々
の心理が投資活動や株価に影響するという「行動ファイナンス」理論に基づく調査だが、
こんな指標で株価を予測できるのなら、株式投資も身近に感じられそうだ。(山口暢彦)
■上昇…ドリカムの人気アップ 下落…「サザエさん」高視聴率
リポートを発表したのは、大和総研投資戦略部クオンツチームの吉野貴晶さん。ビデオ
リサーチが毎年2回実施する「テレビタレントイメージ調査」を参考に調査を進めた。
ちなみに10~59歳の男女1200人(有効回答964人)を対象にした平成19年2月度調査
では、ドリカムの「人気度」は48.9%で、女性タレントで1位となった。「人気度」は「非常に
好き」「やや好き」と答えた人の割合を示す。
吉野さんはドリカムの14年以降の人気度推移(2、8月度)と、毎2月末、8月末の東証株価
指数(TOPIX)の動きを並べた。TOPIXは、東証1部の全銘柄の値動きを数値化したものだ。
その結果、ドリカムの人気度が上がった(グラフが右上がりになった)7回中6回でTOPIXが
上昇。人気度が下がった(グラフが右下がりになった)3回中2回でTOPIXも下がった。吉野
さんは「両者は高い確率で連動する傾向がある」とみる。
この理由を「ドリカムの歌の詞は、身近でリアルと思えることを歌っているものが多いから
では」と吉野さん。
「それが支持されるということは、人々が(世相や経済状況をみて)現実の世の中に希望を
感じ、直視するのが心地いい気分になっているということ。つまり、投資家の気持ちも充実し
前向きになっており、株売買が盛んになって株価は上がりやすい」
(>>2に続く)
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