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厚生労働省と茨城県は31日、アトピー性皮膚炎に効くとされる
中国製の健康食品を服用した同県内の幼児が、顔がむくんで丸みを帯びる
「ムーンフェース」や、体毛が濃くなる「多毛」の健康被害を発症したと発表した。
幼児は快方に向かっている。
同省や県によると、商品名は「適応源」。
ステロイド剤の一種「ベタメタゾン」が検出され、
同省などは「健康食品と称しての製造、
販売は薬事法違反に当たる」として注意を呼び掛けている。
赤色と緑色の2種類の錠剤で、母親が昨年12月、インターネットで
知り合った友人を通じて中国・上海の業者から個人輸入した。
幼児は12月下旬から服用を始め、1月上旬になって症状が表れたという。
母親から相談を受けた茨城県が成分を調べたところ、
緑色の錠剤からベタメタゾンが検出された。
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