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保育園や中学・高校生向けの音楽室などが入る東京都江戸川区の二つの公共施設で、区が
昨年5~9月に耐震補強工事を実施したところ、うっかり災害避難用の出口をふさいでしまうという
ミスをしていたことが分かった。
改築後の施設は、建築基準法施行令に違反する違法建築物。同区は今年秋ごろまでに再工事を
始める方針だ。
この施設は、「共育プラザ一之江」(鉄筋3階建て)と、「共育プラザ南小岩」(同4階建て)。
区施設課によると、一之江の施設には、区立保育園や音楽室などがあるが、耐震工事で、3階にある
音楽室の引き戸に補強のための筋交いを入れてしまい、音楽室からは、地上への外階段につながる
ベランダに出られなくなった。保育園や多目的ホールなどが入る南小岩の施設でも、同様に2階の
子育て室の引き戸に筋交いを入れた。
建築基準法施行令は、2階以上にある部屋について、地上に直接逃げられる出口を二つ以上設ける
ことを義務づけており、両施設はこの定めに違反することになった。しかし、区から保護者や利用者
への説明がないまま使用が続いている。
区は「保育園の保護者などの利用者には、再工事の日程が決まった後に説明する」と釈明している。
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