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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成19年(2007年) 5月31日(木曜日)
「中国を虐殺者と呼ぼう」と全米で一大キャンペーンが開始
ユダヤ人教会からイスラム、福音派、アムネスティなどが大連合組織
URLリンク(www.melma.com)
「反日キャンペーン」なんぞ何処かへ吹き飛ばす、大々的な「反中国キャンペ
ーン」が世界的規模で始まった。
「北京オリンピック=ダルフール虐殺」として、世界の一流紙に「意見広告」も
掲載され始めている。
ユダヤ人組織からイスラム教会の組織、エバンジュリカル、国際アムネスティ
など数十の有力な団体が、連合を組んで「ダルフールを救え」という連携運動を
組織化し(本部はワシントン)、北京オリンピックのボイコットを呼びかけてい
るのである。
「ダルフールの虐殺に手を貸すのは中国であり、世界がこれほどスーダン政府
を非難しているにも関わらず、その政権に武器を供与し、貿易を拡大させている
恥知らずな中国」という激烈な文章が並んでいる。
(たとえば日本で簡単に入手できる英字紙『ヘラルド・トリビューン』、5月
31日付け、7面の前面意見広告を参照されたい)。
これほど大規模な中国非難キャンペーンは、89年天安門事件以来。
しかも北京オリンピックを恥知らず、虐殺者の競技会などと定義し始めていて、
今後の北京の対応が注目される。
なお、この組織は浄財をひろく世界から募集している。一口25ドル、クレジ
ットカーで支払う。50ドル、100ドル、200ドル、500ドル口がある。
URLリンク(secure.ga6.org)