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インターネット掲示板への中傷などの書き込みで、退学者が出るなどの被害を受けた
小田原市風祭の学校法人「湘南ライナス学園」(吉崎真里学園長、児童・生徒32人)は30
日、県庁で記者会見を開き、「書き込みは減ってきており、事態は沈静化してきている」と
報告した上で、「インターネット掲示板の書き込みを規制するよう国に働きかけることを検討
している」と語った。
湘南ライナス学園は学習障害などを抱えた児童や生徒への質の高い教育を提供することを
目指して平成17年4月に開校。学園に対しては、開校間もなくインターネット掲示板
「2ちゃんねる」に、「親に仕事を辞めろと平気で言う学校」などといううそや中傷約3000件が
書き込まれるように。書き込みにより10数人が退学、新たな入学者も減って経営状況が
悪化したという。
18年12月、学園は小田原署に被疑者不詳のまま書き込んだ人物を名誉棄損などの罪で
告訴。19年2月の東京地裁の情報開示の仮処分決定後、個人情報が開示され、これまで
に元生徒の父親など3人が掲示板に書き込んだことが判明。学園は現在も開示要求を
続けているという。
この事件では生徒数が減っただけでなく、事件にショックを受け自傷行為に走る卒業生や、
対応に追われ、過労で体調を崩す関係者なども出たという。インターネット上の匿名情報に
どう接するか、利用者の倫理観が問われる。
Sankei WEB
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