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「大東亜戦争は自衛のための戦争だった」「一緒に靖国神社に行ってみない?」―。こんなセリフが
飛び交う“洗脳アニメ”が、子供向けの教材として教育現場で使われているのをご存じか。
このアニメのタイトルは「誇り」。日本青年会議所が中学生を対象にして作成したもので、これを教材
にした学習が、文科省の委託事業「新教育システム開発プログラム」に採用されたのだ。
(中略)
この“洗脳DVD”はすでに2000枚以上が各地の青年会議所に配布されていて、中学校の体育館や
公民館で上映されている。
この問題を国会で追及した共産党の石井郁子議員が言う。
「2月から6月にかけ、このDVDを使った教育事業が93もの学校で実施、または予定されています。
しかも文科省はこのアニメ教育を含め、新教育システム開発プログラムに計15億円もの予算を計上して
いる。DVDを作った日本青年会議所の会頭が文科省のプログラムにかかわる有識者のひとりであること
も問題です」
おまけに、青年会議所はこのDVDをマスコミには公表しようとしないから、フザケている。「外部に
販売しているものではない」と言うのだが、中学生に見せておきながら一般公開できないのはヘンだ。
税金を使っている以上、安倍政権も説明すべきだ。
【2007年5月28日掲載記事】
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