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★預けられた乳幼児 熊本県が親を特定へ、赤ちゃんポスト
潮谷知事「可能な限り親を捜すべき」
・熊本市の慈恵病院が開設した「赤ちゃんポスト」(こうのとりのゆりかご)について、熊本県の
潮谷義子知事は29日の定例会見で「棄児(きじ)はどんなケースであれ、可能な限り親を
捜すべきだ」と話し、「ゆりかご」に乳幼児が預けられた場合は、今後も同県が親を特定する
手続きを進める考えを明らかにした。
「ゆりかご」は命を救うことを優先し、匿名で子供を預かるのが原則。潮谷知事は乳幼児を
一時保護する県児童相談所を管轄する立場にあり、今後の「ゆりかご」の運用にも論議を
呼びそうだ。
親を捜す理由について潮谷知事は「過去に予防接種を受けたか、どういう育ち方をしたかなどを
明らかにすることは、子どもを無事に育てるために必要な情報」と語り「ゆりかご」に預けられた
乳幼児も「例外ではない」と説明した。
「ゆりかご」には、開設初日の今月10日に3歳の男児が預けられていたことが判明。
同県が県外の児童相談所に照会するなど、親を特定する手続きを進めている。
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