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★首相の政権運営に打撃 「任命権者として責任」
安倍晋三首相は２８日夕、松岡利勝農相の自殺について
「有能な農相だっただけに政権への影響は大きい。任命権者として閣僚のとった
行動に責任を感じている」と官邸で記者団に述べた。首相は同日付で若林正俊環境相に
農相臨時代理を兼務させた。後任の農相人事は欧州歴訪中の天皇陛下が帰国する
３０日までに決める方向。首相は、松岡氏の自殺が夏の参院選に影響を及ぼすことを懸念、
今後の世論の動向を注視する構えだが、政権運営への打撃は必至だ。
松岡氏は、農水省所管の独立行政法人「緑資源機構」の談合事件に絡み、
同機構の事業を受注した熊本県内の業者から多額の献金を受けていたことが分かっている。
説明を拒んできた多額の光熱水費問題もあり、今後経緯などが明らかになれば、
松岡氏をかばい続けてきた首相の任命責任があらためて問われる事態に発展する可能性もある。
首相は記者団に「（松岡氏は）中国向けのコメ輸出に道を開いてくれた。
（農政への）専門知識を生かして一生懸命やってくれた。期待していたので残念だ」と強調した。
西日本新聞 URLﾘﾝｸ(www.nishinippon.co.jp)
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