07/05/26 18:21:36 0
・「いま、若者の15人に1人は性感染症(STD)にかかっています」-。取材先で偶然、目にした
DVDの表紙に書かれたコピーが気になり、借りてみることにした。
以前、東京都内でエイズ予防の啓発イベントを取材した際、担当者が「女子高生の間でクラミジア
(STDの一種)が急激に増えている。心配です」と話していたことが強く印象に残っていたからだ。
DVDのタイトルは「エッチの掟~彼のモトカノ知ってる?」。医療関係者らが正しい性知識の普及に
向けて設立した「STOP!STDを考える会」(久保田恵里委員長)が昨夏、作成した。
ケイスケ(17)とカナエ(16)という普通の高校生が交際を始めセックスをする。ある日、ケイスケに
STDの自覚症状が出て病院へ。クラミジアに感染していた。カナエにも感染していたことが分かり、
2人は破局。ケイスケの感染の原因はカナエの友人のエリだった…というストーリー。
昨年秋以降、中学や高校など教育機関を中心にDVDを無料でレンタル。反響は大きく、続編の制作を
検討しているという。
熊本名誉教授によると、クラミジアに感染した女性は1988年は10万人中75人だったが、2002年には
4倍の302人に増えた。男性は93人から約1・6倍の158人。女性の増加が目立つが、ここ数年は男性の
伸び率も高いという。クラミジアの感染は不妊の原因になることもあり、注意が必要だ。
一方で感染防止に役立つコンドームの国内出荷数は年々減少している。「装着が面倒」など安易な理由や
正しい性知識の欠如から若者を中心に使用を敬遠する傾向が強くなっているのだという。
厚労省のエイズ動向委員会が今月22日に発表した報告では、昨年国内で新たに判明したHIV感染者と
エイズ患者の数は計1358人と過去最多。新規感染者のうち20~30代の若い世代が約7割を占めている。
「考える会」の久保田委員長は「先進国で若者のSTDが増えているのは日本だけ。大切な人を守るため
にはどうしたいいのか一緒に考えることが大事」と訴えている。(抜粋)
URLリンク(www.iza.ne.jp)