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日本の人気コミック「デスノート」に対して、中国当局が本格的に規制に乗り出した。
全国「反ポルノ反非行」工作グループ事務局は25日、三度目となる通達を行い、
「『デスノート』など非合法出版物の取り締まりを強化し、児童の出版物に関する
環境を整備、青少年の健全な成長を促進すべし」とした。
同事務局は、「『デスノート』は神秘主義、死、復讐などの感情に訴える多くの要素をはらんでおり、
児童の成長にマイナスの影響を与え、人格形成上良くない」とし、
「全国各地でしっかりとした措置を講じて、取り締まりを強化、
青少年の健全な成長に資する文化的環境は創出しなければならない」としている。
中国当局としては、6月1日の国際子どもの日を前に、
ある程度の成果を出さなければならないとの危機感があり、
同事務局が派遣した要員によって、全国の小中学校の近辺の
販売店を中心に「『デスノート』狩り」が進行している。
発行元の集英社は中国に「デスノート」のライセンスを付与していない。
つまり中国で出回っている全ての「デスノート」関連商品はいわゆる海賊版ということになる。
最近も何かと中国の知的財産権保護に対して海外から疑義が呈されることが多くなってきているが、
「『デスノート』は違法」とする中国当局には、その内容もさることながら、
知的財産権の侵害に対しても配慮したい思惑もありそうだ。
今回の活動のターゲットは「恐怖系非合法出版物」とされ、
今までに3500点(出版物とVCDやDVDのソフトを含む)が押収された。
そのうち「デスノート」関連のものが実に2800点。「恐怖系非合法出版物」の
例として挙げられているのも「デスノート」だけで、
中国当局がいかに「デスノート」を問題視しているかがうかがえる。
(編集担当:鈴木義純)
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