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奈良県大淀町立大淀病院で昨年8月、同県五條市の高崎実香さん(当時32歳)が分娩
(ぶんべん)中に意識不明となり、転送先で脳内出血で死亡した問題で、遺族は23日、
病院を経営する大淀町と担当産科医を相手取り、慰謝料など損害賠償を求める訴訟を
大阪地裁に起こした。「大淀病院の担当医が脳の異常を見過ごしたことが死亡に
つながった」と過失責任を主張している。
提訴したのは夫晋輔さん(25)と、転送先で生まれた9カ月の長男奏太(そうた)ちゃん。
訴状によると、実香さんは昨年8月7日、出産のため大淀病院に入院。翌8日午前0時ごろ
頭痛を訴えた後、突然意識を失った。産科医は頭痛と陣痛から来る失神と説明し、仮眠のため
退室。同1時40分ごろ、両腕が硬直するなど脳内出血をうかがわせる症状が表れたが、
来室した産科医は子癇(しかん)発作(妊婦が分娩中に起こすけいれん)と誤診して処置をせずに
病室を離れ、同4時半ごろまで病室に来なかった。
病院は同2時ごろまでに転送先探しを始め、実香さんは19病院で転送を断られた後、
大阪府吹田市の国立循環器病センターに同6時ごろ到着。CT(コンピューター断層撮影)で
右脳に大血腫が見つかった。奏太ちゃんは帝王切開で生まれたが、実香さんは8日後に死亡した。
死亡診断書では同センター受診時、実香さんの意識が刺激にまったく反応しないレベルに
達していたなどとする記載があり、遺族は「脳内出血の発症は午前0時ごろ」と主張。
「これ以降、家族らが再三脳の異常を訴えたのに産科医はCTなどの検査をせず、手術でも
回復しないほど脳内出血を進行させた」としている。
大淀病院の原育史(やすひと)院長は「今後、司法の場において(立場を)明らかにして
まいりたいと考えております」とのコメントを出した。
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