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不二家は24日、1月に発覚した期限切れ原料使用問題で洋菓子などの販売を休止したことが響き、
2007年3月期連結決算で純損失が80億円と過去最悪の赤字になったと発表した。
営業損失も66億円と過去最悪。洋菓子店の大量閉鎖などにより08年3月期は営業赤字が85億円と
さらに悪化すると予測した。不二家は、山崎製パンと資本・業務提携したことの効果を織り込んだ
中期経営計画を7月をめどにまとめ、再建を急ぐ考えだ。
記者会見した桜井康文社長は「(原材料の)共同仕入れなど山崎との提携で収益を改善する。09年3月期
には黒字化できる基盤をつくる」と強調した。
07年3月期の売上高は前期比24・7%減の639億円。洋菓子などの小売り事業が19・8%減、スーパー
店頭からの製品撤去が広がった菓子など卸売り事業も29・2%減と打撃を受けた。
本業の落ち込みを補うため、東京・銀座の本社ビルや保有株式を売却して特別利益142億円を計上した
ものの、菓子在庫の廃棄による損失や洋菓子のフランチャイズ店に対する休業補償がかさみ、純損失が
膨らんだ。大幅赤字を受け、2年続けての無配とする。
決算と合わせ、6月の株主総会以後の新経営体制も発表。桜井社長を除く取締役と監査役は、今回の
問題の責任を取って全員退く。新たに山崎側から取締役の半数に当たる6人を受け入れる。
山崎の山田憲典副社長は会長に、飯島延浩社長は取締役相談役に就き、不二家の再建を主導する。
不振の外食事業に関しては不二家が65%、みずほ証券系のファンドが35%を出資して新会社を
設立する再建策を正式発表した
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