07/05/24 14:10:58 0 BE:1045980689-PLT(22365)
左右に大きく張り出した頭部が特徴的なサメの一種、ハンマーヘッドシャーク(和名シュモクザメ)が、
雄の関与なしに子どもを産んだことを確認したと、米英の研究チームが23日付の英王立協会の
学会誌(電子版)に発表した。
雌だけで子どもをつくる単為生殖は、一部の魚類、爬虫(はちゅう)類、両生類などで確認されているが、
サメでは初めてという。
チームによると、米ネブラスカ州の動物園にある水族館で2001年末、3匹の雌のハンマーヘッドシャーク
のうちいずれかが雌の子ザメを産んだ。3匹のサメは未成熟の生後1年未満で捕獲され、雄に接することなく
3年間飼育されていた。
子ザメはまもなくエイに食べられたが、残っていた体の組織と3匹のサメの組織を遺伝子解析すると、3匹の
うちの1匹の子どもではあるが、雄からの遺伝子が入っていないことが判明した。
チームは「雄との出会いが極めて難しい環境では、雌だけで増える能力がサメのような古代から生き残っている
魚には備わっているのだろう」と指摘している。
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