07/05/22 16:47:10 0
・指定暴力団山口組系の元組員、大林容疑者は元妻の森さんが同日午後3時前に脱出した後も、
長久手町長配の自宅で1人で立てこもっていた。だが県警の説得に突然、自宅の外に出てきた。
投降だ。オールバックの長い髪に、白Tシャツと紺のジャケット姿。ペットボトルと透明のポリ袋、
携帯電話を手に持っていた。「あなたを安全に保護したい」。捜査員が拡声器で呼び掛ける。
「持っているものを置きなさい」「手を挙げなさい!」。大林容疑者は落ち着かない雰囲気で
ウロウロし、右手を挙げたり携帯で話したり。
捜査員十数人が盾を持って近寄る。午後8時48分、身柄を確保。激しく抵抗することはなく、
ぐったりした様子。報道陣が殺到し騒然となった。
死亡したSAT隊員、林一歩(かずほ)巡査部長は妻(24)との間に昨年7月に長女が生まれた
ばかり。幸せな家庭を一歩一歩築いていた中、“1センチのすき間”がすべてを奪い去った。
愛知県美和町の林さんの実家前で取材に応じた父親の千代和さん(51)は「他人を助けるのが
職務なので、身内(木本巡査部長)が助かったのは良かった。ご苦労さまと言ってあげたい」。
同県岩倉市のアパートで3人暮らし。同じアパートの主婦(35)は「桜が満開のころ、ベビーカーを
押して家族3人で歩いていた姿が幸せそうだった。これからだった人が…」と言葉を失っていた。
容疑者逮捕で事件は幕を閉じたが、最初に撃たれた警察官は5時間余り現場に放置され、
救出の際にはSAT隊員が凶弾の犠牲に。人質も結局、すきを見て自力で脱出した。
愛知県警の対応には「失態」との批判が上がり、今後に課題を残した。警察庁OBの佐々淳行氏は
「危機管理と捜査指揮の適格性に欠けた対応だ。警察官が撃たれた時点で、犯人の投降を
呼びかける説得から強行突入に変更するのは国際的な常識。
全国の警察官に『同僚を見殺しにするのか』とみられ、悪影響は大きい」と憤る。(抜粋)
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