07/05/22 12:54:23 fFs+4miL0
>>472
＞資本の投下と引き上げという循環運動にこそある
だから、資本の投下と引き上げを自由に行うこと、
そして、それを覆う貨幣のヴェールをなくしては、正常に経済が運行できないと述べたわけだ。
実際、マルクスがゴータ綱領批判で述べているような理想社会は、不可能なんだね。
だいたい、「社会主義とは計画化である」なんだから、
マルクス・エンゲルスに沿って現実の処方箋を書こうとすると、計画経済にならざるを得ないでしょ。
パヴェルクの議論はもっと直接的。
資本の投下と引き上げは、それ自体価値を生む、と論証したんだからね。
利潤＝搾取ではなく、資本家は労働を経ずして価値を生んでいるわけだ。
＞我々の社会の根本悪なわけで、搾取の規制、利子の制御を行う必要は絶対にある。
だから、それはどうやってするの？
搾取や利子の統御は計画化を惹起し、必然的に非効率と失敗を招く。
ハイエクやミーゼスを引くまでもなく、前世紀の経験から明らかだろう。
＞こういう結論になってしまうのが、所謂「俗流自由主義者」というもので、結局何も述べてない、現状肯定をしているだけに過ぎない
現状肯定ということを述べているんだよ。拙速すぎる改革がなにを生むか、歴史が証明していることでしょう。
＞100億もつものは億単位の金を他人の優れた頭脳を使って、他人の容姿の優位性を利用して得ることができる
いかに金があっても、美や哲学を理解するのは当人の頭脳だし、金で買った愛はうつろなものだ。
経済は確かに重要な問題だが、その格差については、他の能力と大して変わらない。
生活に困るほどの貧困については福祉プログラムの領分だが、
何百、何千億の資産を持つ者がいたって、一向に構わないと僕は思うね。