07/05/22 12:32:55 fFs+4miL0
>>382
>ちょっと待ってw。そりゃソ連型の社会を批判してるってだけでしょ?あんなものはマルクスと
>何の関係もない。
オーストリア学派は、オーストリア・マルクス派との論争の中で、
純正の理論マルクス主義者に対する武器を鍛えてきた。
ミーゼスは正統なマルクス主義者に対して、貨幣価格や自由取引をなくしては、
決して市場が成立しないことを数学的に証明した。
パヴェルクは迂回生産の理論を構築し、「利潤=剰余価値=搾取」は成り立たず、
資本財(不変資本)は時間とともに、労働(可変資本)とは無関係に価値を生むことを証明した。
ソビエト型社会批判に徹したのは、ハイエクだね。
もちろん、初期にはミーゼスと一緒になって、社会主義経済計算論争を戦っているけど。
>才覚のおかげで10倍の収入格差が生じた。これは別に全然放置しておいて構わない。……
>そして、運用すると君は何もしないでも100億を200億にできる。これが問題となる「格差」だ。
100億の資産を運用することを禁じたり、国の管轄におくほうがはるかに重大な問題を引き起こす。
うーん、それにね。これは修正資本主義でも解決できない問題で、
いかなる福祉国家でも、巨額の資金を運用して、働かずに儲ける人間は必ず出てくる。
ケインズは「利子生活者の安楽死」を目指したけど、結局、誰も達成できなかったんだね。
それに、僕はそんなにそれが問題だとは思えない。
容姿に優れた人間は、金で買えないような素晴らしいものを手に入れられるだろう。
能力に秀でた人間は、凡人が青春を対価にして購うべききわみへ、容易に達することができるだろう。
確かに生まれながらの資産家よりは、たいした稼ぎではないかもしれないけれど、
それとは別のものを彼らは受け取っている。結局、世の中は不平等であって、
所得や富に関してのみ、平等でなければならない理由はどこにもない。