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2007 年5月18日早朝、福建省福州市ミン江公園には、いつものように多くの老人たちが集まっていた。
普段は太極拳や体操、踊りなど思い思いの運動をするのだが、この日はいつもとは違っていた。
なんと人々は公園の舞台脇に置かれていた花を奪い合うように持ち帰っていた。
どこで噂を聞きつけたのか、しばらくするとさらに多くの人が集まってきた。
大きなビニール袋を持って自転車で駆けつけてきた者もいる。
ある女性は電話で夫と弟に袋を持ってくるよういいつけていた。
さらに大胆なものは舞台脇に置かれていた赤い絨毯までも持ち去ったという。
公園の警備員もさすがに黙ってみてはおられず、止めるように忠告したが、誰も聞き入れない。
仕方なく110番して警察を呼び、この騒ぎを止めさせたという。
失われた花は100鉢近い。
付近には、持ちきれなかったため袋に入れられたまま放置された花まであった。
公園の陳志光(チェン・ジーグワン)管理主任によると、
花は17日晩に開かれたイベントのためのもの。
シフトがちょうど交代時間で警備員が持ち場を離れたすきに、事件は起こったという。
金額的な被害はたいしたものではないが、
この情けない事件は福州市のイメージを大きく傷つけたのではないか、とコメントした。
福州市では2004年10月にも公園に植えられた花を人々が争って持ち帰る事件が起きている。
その時も今回と同様、噂が噂を呼んで多くの人が集まってきた。
その時も、制止する警備員に対して、口々に
「他の人も持っていっているじゃないか?私だけがだめなのか?」と反論したという。
2004年の事件も大々的に報道され、多くの市民が群集心理によるマナー違反を反省したと言われているが、
その反省も今回の事件の防止にはいたらなかったようだ。
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