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★両陛下、欧州歴訪へ・「学術の旅」の側面も、21日から５カ国
天皇、皇后両陛下は21日から、スウェーデンとバルト三国、英国の欧州5カ国を公式訪問される。
主な訪問目的は、「分類学の父」といわれるスウェーデンの生物学者リンネの生誕300年記念行事ご出席。
魚類研究者の天皇陛下は、英国リンネ協会の名誉会員でもあり、今回の訪欧は「学術の旅」という側面もある。
陛下は皇太子時代の昭和30年代から魚類の研究を始められ、
1963年にハゼの肩甲骨に関する論文を発表して以来、これまでに約30本の論文を書かれている。
陛下のご研究によって、新種と確認されたハゼも7種類ある。
こうした研究業績から、陛下は80年には英国リンネ協会の外国会員に選ばれ、
86年からは名誉会員となられている。外国会員は研究者としての業績で判断され、会員数は50人に限られていた。
陛下は訪欧を前にした今月14日の記者会見で、リンネ協会の外国会員に選ばれたことについて、
「私にとっては誠に過分のこととは思いましたが、それを励みに研究に努力してきたつもりです」
と述懐された。(07:00)
日経新聞 URLﾘﾝｸ(www.nikkei.co.jp)