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★「もう我慢の限界だ」 フリーター労組がデモ、福岡で
・福岡市の天神・大名地区の路上で19日、フリーターなど低収入で不安定な暮らしを
強いられている若者たちがデモ行進をした。デモ隊は台車にステレオを載せ、大音響で
ダンス音楽を鳴らしながら「もう我慢の限界だ」「まともな仕事をよこせ」「フリーターを
使い捨てるな」などとマイクで絶叫、自分たちの「生きづらさ」を訴えた。買い物客らで
混雑する夕方の繁華街は一時、騒然とした雰囲気に包まれた。
フリーターなどでつくる労組「フリーターユニオン福岡」(小野俊彦執行委員長)の主催。
「五月病祭」と名付けられ、主催者発表で約90人が参加した。「生きさせろ!難民化する
若者たち」などの著書がある作家、雨宮処凛(かりん)さんが「景気回復は(低賃金で働く)
フリーターのおかげだ」とシュプレヒコールを上げると、沿道の若者たちから拍手と歓声が
沸いた。
デモの前には、同市中央区の教会で、雨宮さんが「生きづらさの変化」と題して講演。
「いまの政治は『役立たずは早く死ね』と、生存権の切り崩しを進めている」などと主張した。
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※画像:デモ行進するフリーターユニオン福岡の人たち=19日午後6時すぎ、福岡市中央区大名で
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