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広州日報が伝えた「マイオイル族、出現」のニュースが中国各地のメディア・ネット掲示板で話題となっている。
地溝油などの劣悪な食品が、食への信頼を揺るがしている。
2007年5月7日、広州日報は広東省珠海市の会社員・羅(ルオ)さんのエピソードを紹介した。羅さんはいつも
会社近くのレストランでお昼を食べるが、必ず自分で買った食用油を持っていき、調理にはその油を使うように
頼む。レストランがどんな油を使っているか信用できないからだという。
近年、中国では重金属で汚染された米・ニセブランドの塩・発ガン性物質の着色料など食の安全に関する
報道が多いが、その1つとして食用油の問題がある。油をよく使う中華料理だけに食用油はレストランのコスト
のなかで比較的大きな割合を占める。外食産業は厳しい価格競争に晒されるなか、品質の悪い食用油を
使用する店が少なくない。
品質が悪い油といっても、その手法はさまざま。同じ油を悪くなっても使い続けているというレベルから、
地溝油(廃油として捨てられた油を化学薬品などを使い見た目だけを普通の食用油に変えたもの)を使う
悪らつな店まである。
繰り返される危険な食品に関する報道のため、羅さんのように油を持ち歩く「マイオイル族」は数を増している
という。とはいえ、油を持ち込んでも、その他の食材の品質や厨房の衛生状態などまではチェックできない。
このまま行けば、客とレストランとの信頼が失われ、外食を忌避する動きにすらつながるのではないか、
と不安視する声が高まっている。
URLリンク(headlines.yahoo.co.jp)