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ビジュアル系バンドや少女漫画が好き。そんな16歳の少女が、髪の色を理由に
アルバイト先の店長から突然、クビを通告された。「納得できない」。
彼女は闘うことを決めた。個人加盟できる労働組合(ユニオン)に入り会社と交渉、撤回させた。
アルバイト先と団体交渉をした福家菜津美さん
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東京都練馬区の福家(ふくや)菜津美さん(16)は昨春、中学を卒業。
高校には進まず、母と姉の3人暮らしの家計を支える。
週5日、朝8時から夕方5時まで牛丼チェーン店で働く。さらに週2、3日は
午後6時から9時半までファミリーレストランで。ダブルワークで月収は約16万円。
高卒認定試験(旧大検)をとって大学に進み、獣医師になるのが夢だ。
ところが3月、ファミレスの新店長に「髪の色を黒くしなさい」と指示された。
極端な茶髪ではないし、店では規則通りに束ねている。1週間考えた後、拒否した。
店長からは「それなら一緒に働けない」と告げられたという。
「1年間、一生懸命働いて時給も20円あげてもらった。それが髪の色だけで否定されることが悔しかった」
首都圏青年ユニオンに入って交渉することにした。4月の団体交渉には、
同ユニオンの16人が支援に駆けつけてくれた。会社側は「解雇通告だというのは誤解」と説明。
店長の「クビ」発言についてもはっきり認めない。だが福家さんは「一緒に働けないと言われたら、
クビと同じじゃないですか」と思いをぶつけた。
交渉の結果、会社は、髪を黒くしなくても今まで通り働くことを認めた。
福家さんは20日に東京・明治公園である「全国青年雇用大集会2007」で体験を話す。
「16歳でも、働く人の権利を知らないと絶対損をする。
何も知らなければ、何も言うことができません」
2007年05月19日19時11分 朝日新聞
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