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★HIV抗体検査の増加率が、国重点支援県で長野首位
エイズ患者やHIV(エイズウイルス)感染の報告数が多いため厚生労働省が
重点支援している10都府県のうち、昨年中に実施されたHIV抗体検査の
増加率(前年度比)は、長野県が最も高かったことが同省のまとめで分かった。
専用の試験紙を使い2時間ほどで結果が出る「迅速検査」が昨年10月から
県内の全保健所で導入され、検査しやすくなったことが背景にあるようだ。
同省は昨年、2002-04年に人口10万人当たりの新規年間感染者・患者が
全国平均(0・80人)以上の都道府県などを中心に重点支援自治体を選んだ。
このうち長野県は、1・26人で、東京都の3・02人に次いで多かった。
同省によると、長野県の昨年の検査実施数は2663件で、前年と比べた
増加率が51・7%増と最も高かった。増加率でみると、次いで茨城県の
32・6%(検査実施数1664件)、沖縄県の32・0%(同2547件)が
高かった。10都府県中最も低かったのは埼玉県で、6・0%減(同3670件)だった。
HIV検査のあり方に詳しい東京医科歯科大大学院医歯学総合研究科の
河原和夫教授(医療政策)は「例えば新宿では、夕方から夜に検査を
受けられるようにしている。長野県も休日や夜間など、感染の可能性が高い
若い日本人男性などを中心に検査を受けやすくする工夫が必要ではないか」
と指摘している。
県内では、長野市保健所を含む全11保健所で予約制による迅速検査を実施。
一部の保健所で夜間検査も行っている。陽性が疑われる結果が出た場合、
1週間ほどかけてウイルスを特定する確定検査を行う。昨年発足した北信地方の
市民や医師らでつくる「HIV・エイズネットながの」も、「世界エイズデー」などに
合わせ迅速検査を実施している。
信濃毎日新聞 URLリンク(www.shinmai.co.jp)