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インターネット上の会員制サイト「ミクシィ」で知り合った女性に暴行したとして、強姦(ごう
かん)罪に問われた京都市下京区高倉通松原下ル、自動車整備工田中秀明被告(33)の
初公判が17日、京都地裁(米山正明裁判長)であった。検察側の冒頭陳述で、田中被告が
ミクシィで女性のプロフィルを見て連絡を取り付けたり、交際相手もミクシィを利用している
ことにつけ込み「彼氏にばらす」と口止め工作をしていたことが判明、会員制サイトの落とし
穴が浮かび上がった。
田中被告は「合意の上だった」と起訴事実を否認し、弁護人も無罪を主張して、ミクシィを
通じてやりとりしたメールの全面開示などを求めて争う姿勢を見せた。
冒頭陳述によると、田中被告は昨年11月下旬、ミクシィでプロフィルを見て興味を抱いた
京都府内の20代の女性にメールを何度も送り、携帯電話の番号を聞き出した上、女性を
呼び出した。女性は、断り続けるとミクシィで悪口を書き込まれると思って根負けし、電話
番号を教えて呼び出しにも応じた、という。
田中被告は同月24日夜、宇治市内の山中に止めた乗用車内で暴行を加え、解放する際に
「彼氏もミクシィやってるから、彼氏にメールしてもいい」などと口止めをした、とされる。女性
は、サイトに事件のことを書き込まれるのを恐れて被害を隠していたが、さらに電話で面会を
強要されたため、警察に相談した、という。
ミクシィは、国内最大手の会員制サイトで、会員になればサイト上に年齢や住所などが書き
込めるプロフィル画面が与えられる。利用するには友人の招待が必要なため、完全匿名の
インターネット掲示板などに比べ安心感があるとされているが、現実の人間関係に直結しや
すいため、トラブルになるケースが問題化している。
京都新聞電子版
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