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日本の侵略戦争を「自衛、アジア解放のための戦争」だったと肯定・美化する
アニメーションDVDを教材にした教育事業が、文部科学省の研究委託事業
「新教育システム開発プログラム」に採用され、全国で実行されようとしていることが
17日、明らかになりました。衆院教育再生特別委員会で日本共産党の
石井郁子議員が取り上げたもの。
問題の教材は、日本青年会議所が作製した「誇り」と題するDVD。青年会議所は、
採用されたことを大宣伝し、全国の学校でDVDを使った教育事業を行おうとしています。
すでに2月から6月にかけ、全国の学校など93カ所で実施または予定されています。
DVDは、戦死した青年が現代に現れ、女子高生を靖国神社に誘う内容。日本の
侵略戦争を「大東亜戦争」と呼び、「愛する自分の国を守りたい、自衛のためだった」と
教えています。日本の植民地支配については、「道路を整備し学校を設置した」というだけで、
侵略・加害の歴史にはふれていません。
石井氏の追及に、安倍晋三首相は「まだ見ていないが、日本共産党の立場から
評価しているのではないか」などと問題をすりかえようとしました。石井氏は「村山談話と
まったく違う内容を学校で普及することは政府の立場とも相いれない」と指摘。
伊吹文明文科相は採用した責任にはふれなかったものの、「私が校長なら使わない」と
答えました。
URLリンク(www.jcp.or.jp)
青年会議所「2007年度協働運動」(『誇り』パッケージ画像有)
URLリンク(www07.jaycee.or.jp)
青年会議所近現代史教育実践委員会
URLリンク(www07.jaycee.or.jp)