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安倍首相が提唱する「価値観外交」を支持する自民党の中堅・若手議員43人が17日、
「価値観外交を推進する議員の会」を発足させた。歴史教科書問題などで安倍氏と行動を
共にした盟友たちが名を連ね、会長に古屋圭司氏、顧問に中川昭一政調会長が就任した。
出席者の多くは安倍氏と「理念」を共有する議員で、派閥横断で結びつく事実上の「安倍派」
の様相を呈している。
(中略)
首相は就任まもなく中韓両国を訪問し、小泉政権下で冷え込んだ東アジア外交の立て直しに
努めた。ただ、1月の施政方針演説で「価値観を共有する国々」に挙げたのはインド、オース
トラリア。演説で示した「価値観」を共有し、議員外交などで支援するのが議連の第一の狙いだ。
(中略)
歴史教科書や拉致問題などで、かつて首相と行動を共にした議員も多いだけに、新議連が党内
保守派の理念を体現するエンジンの役割を果たす可能性もある。
「基本的に、首相の理念とは共通する部分は多い」。古屋氏は議連メンバーについてこう説明
した。いわば首相の「応援団」というわけだ。
古屋、中川両氏や下村博文官房副長官は、首相が事務局長を務めていた「日本の前途と歴史教育
を考える若手議員の会」で活動をともにしてきた。特に古屋氏は、首相とは成蹊大の同窓でつきあい
が古く、拉致問題の解決をめざす議連にも参加するなど信条的にも近い。郵政民営化法案に反対して
離党したが、昨年12月に復党。党内では「首相が復党を決断したのは、古屋氏のような仲間を戻し
たかったからだ」とも言われるほど。実際、議連には復党組が6人いる。
さらに、山谷えり子首相補佐官はかつて、性教育を批判する活動を党で行っていた。稲田朋美氏や
西川京子氏らは民法772条の見直し問題で反対の声を上げた。昨年秋の党総裁選で安倍氏支援の中核
になった「再チャレンジ支援議連」に比べても、「保守色」の濃い議員が目立つ。
こうした「理念」とは別に、首相の出身派閥の町村派や伊吹派など主流派からの参加も目立つ。古賀、
谷垣、二階各派の議員が、アジア重視派の議員連盟の中心となっていることと対照的だ。
■ソース(朝日新聞)(中略部分はソースで)
URLリンク(www.asahi.com)