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米国防総省で装備の調達などを担当するケネス・クリーグ次官はフィナンシャル・タイムズ紙のインタビューで、
日本は次期主力戦闘機として「F22ラプター」ではなく、「F35ジョイント・ストライク・ファイター」の購入を検討
すべきだと述べた。
日本は現在の「F4ファントム」に代わる主力戦闘機を2008年に選定するとみられている。候補には
米ロッキード・マーチンなどが製造するF22、F35のほか、ボーイングの「F15」、「F18」、欧州ユーロファイター
の「ユーロファイター・タイフーン」が挙がっている。
米空軍向けに生産されるラプターは、第5世代といわれる最新の戦闘機の中で最も高い機能を持ち、日本の
航空自衛隊が導入を支持している。だが、クリーグ国防次官は「F22は設計、開発、製造段階で輸出することを
考慮していない」と述べた。
現在の米国の法律ではF22の輸出は禁止されており、米政府は以前、同盟国であるオーストラリアからの
アプローチを拒絶している。重要な機密の流出を懸念するためだ。米政権内にはF22を日本に提供することで
中国との関係が悪化することを懸念する見方もある。
日本政府は久間章生防衛相が最近のワシントンでのゲーツ米国防長官との会談でF22の問題を取り上げる
など、ラプターを巡って積極的なロビー活動を展開している。
シーファー駐日米大使は「日本の次期主力戦闘機がジョイント・ストライク・ファイターとF22の組み合わせで
落ち着くことを望む」と述べている。
一方、米国ではこのところ、国防費増大の要因としてリード・システムズ・インテグレーター(LSI)モデルと
呼ばれる装備調達方式が批判の的となっている。クリーグ次官はこれに関して、LSIがコスト増加につながって
いるとの見方を否定した。
URLリンク(www.nikkei.co.jp)
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