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支援活動の実体験を基にニートの共通点や家庭環境などを解説する川上佳美さん=出雲市大津町、出雲商工会館
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ニートや引きこもりの若者たちの社会復帰を支援する
NPO法人ニュースタート事務局(本部・千葉県)のスタッフで、
「レンタルお姉さん」として全国で活動する出雲市大社町出身の川上佳美さん(32)の講演が十六日夜、
同市大津町の出雲商工会館であり、市民ら百八十人がニート問題への理解を深めた。
レンタルお姉さんは、ニートや引きこもりの人の親や家族から依頼を受け、同NPOが派遣。
手紙や電話、自宅訪問を通じて社会復帰を後押しする。神戸市を拠点に活動する川上さんは講演で、
ニートの共通点や家庭環境、支援方法などについて体験を基に解説した。
ニートに共通する性格を「きまじめで繊細。人付き合いが苦手」とした上で
「自分らしい生き方を望んでいる」と紹介。支援する心構えとして
「本人が持つ自然治癒力を引き出すようにしている。
家庭とは違う価値観をどれだけ与えられるかがポイント」と述べた。
親に対して、学力だけで子どもを評価したり、子離れできない親の価値観の押しつけが、
ニートを生み出す背景にあると強調。「長い目で見て、一時的に突き放す覚悟が必要」と指摘した。
川上さんは専門学校を卒業後、地元の団体職員を経て、
広島の会員制高級ラウンジのナンバーワンホステスに上り詰めた異色の経歴の持ち主。
広いフィールドで自分を生かせる仕事を求め、現在の仕事にたどり着いた。
講演会は、出雲青年会議所が、五月の例会に合わせて企画した。
ソース:山陰中央新報
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