07/05/14 17:46:30 0
・6月の株主総会を前に楽天VsTBSのバトルが再燃しているが、その陰で、テレビ朝日が
市場関係者の間で話題になっている。最近、外国人が同社株を買いあさっているというのだ。
そのため、同社の外国人議決権比率は2000年10月の上場以来初めて15%を突破したという。
テレ朝によると、外国人議決権比率が3月31日付で15.11%になった。以前は約12%程度
だったとみられる。
大量保有報告書によると、カナダの投資ファンド、マッケンジー・グループが昨年末時点でテレ朝
株を6.13%保有。目的は「純投資」としている。これが、外国人議決権比率15%突破の大きな
要因となったようだ。同ファンドは、日興コーディアルグループの大株主としても知られる。
放送法では、同比率が15%以上になった場合、6カ月ごとに同比率を公告するよう義務付け
られている。
また、電波法では同比率が20%以上となった場合、放送免許が取り消されるという外資規制もある。
ただ、そのような状況になったら、株の名義書換を拒否できると放送法では規定。放送免許を
取り消されるような事態にはならないようになっている。
在京キー局のうち、日本テレビは19.99%、フジテレビは19.09%と上限近くで推移。
TBSは7.26%だが、楽天の大量取得以前は19%台に達していた。
市場には「日テレやフジが上限ぎりぎりまで買われているのに対し、テレ朝はまだ余裕があるので
物色されたのでは」との見方がある一方、「テレ朝株の割安さが目を付けられたのでは」(金融業界
関係者)とみる向きも。
前週末11日終値時点のテレ朝の株価を1株当たり純資産で割った連結純資産倍率(連結PBR)は
1.14倍。PBRが1倍を割り込む水準では、企業を買収して解散してもおつりが来る計算で、買収の
対象になりやすいといわれている。
日テレ1.36倍、TBS2.04倍、フジ1.33倍、テレビ東京1.85倍と比べてもテレ朝株の割安さが
目立っている。(>>2-10につづく)
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