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皇居のお濠(ほり)で、環境省が電気ショックによる外来魚の捕獲作戦を進めている。
魚を一時的に気絶させ、浮いてくる外来魚だけをすくう。導入した昨年度は一部投網も含め、1年間で
ブルーギルが3万2746匹、ブラックバス319匹と、過去5年間に迫る数を駆除した。今年度の捕獲は
8日から始まった。
皇居には13の濠があり、うち七つの濠で外来魚の生息が確認されている。環境省は2001年度から、
投網や水抜きなどの方法で駆除を開始。5年間にブルーギル4万8629匹、ブラックバス9801匹を
駆除した。しかし、網には在来魚もかかり、選別時に網や手で魚の体を傷つけたりする恐れなどがあった。
環境省は、北海道で04年度以降、南幌町の沼や函館・五稜郭の堀で成果をあげてきた方法を採用。
電気ショッカーと呼ばれる装置がボートに積まれ、アメンボの足のように伸びた2本の棒の先端に付けた
電極間を電流が流れる。半径約2~3メートルに浮いてくる外来種を捕獲。ほかの魚は間もなく水中に戻り、
魚体への影響はほとんどないという。同様の方法は近年、各地で取り入れられ始めている。
駆除作戦は昨年度4回計24日間行われ、今年度も15日まで行ったあと、来年2月まで、3回実施する
予定。環境省皇居外苑管理事務所は「電気ショックによる駆除は効率的。できるだけ早く外来魚を根絶
させたい」としている。
画像:電気ショッカーを積み込んだボートに乗り込み、ブルーギルをすくう環境省職員ら
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
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