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日本銀行が在庫として保管している2千円札が2006年度末で約7億2405万枚と、00年度の
導入以来最高となった。
これまでに製造された8億8000万枚のうち、06年度末の流通枚数は約1億5595万枚で、
残る8割以上が日銀の金庫に眠っている計算だ。
2千円札は西暦2000年や沖縄サミット開催をきっかけに、00年7月に発行された。
当時はハイテク技術を駆使した偽造防止のほか、少額支払いが便利になると期待された。
しかし、当初はほとんどの現金自動預け払い機(ATM)や自動販売機で使えず、スーパーなどでも
他の札と間違いやすいと敬遠された。導入初年度の00年度末の流通枚数は約1億2420万枚と、
製造枚数(当時7億7000万枚)の16・1%にとどまった。
日銀が金融機関に積極的な使用を働きかけたため、03年度末には約4億8235万枚まで
流通枚数が増えたが、実際は金融機関の金庫に眠っていたようだ。04年11月に1万円、
5千円、千円の新札が発行されると2千円札の目新しさも薄れ、最近ではほとんど見かけなくなった。
日銀は7億枚余りの2千円札を本、支店で保管している。7億2405万枚を積み上げると
高さは約72キロ・メートルにも達する。高さ3メートルに積んでまとめても、テニスコート
(約261平方メートル)よりひと回り広い空間が必要になる。日銀は「保管場所に
困っているわけではないが、なぜこれほどまで使われないのか、正直なところわからない」
と途方に暮れている。
*+*+ YOMIURI ONLINE 2007/05/14[03:01] +*+*
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