07/05/12 22:39:44 W+Q52R980
今のまま最低投票率を定めると、投票の結果が(棄権票+反対票)VS 賛成票
という構図になってしまう。
そして、棄権票は、投票そのものをブッ潰せるという点において、反対票より
むしろ強力なのだ。しかし、これでは政治意志がない(表明できない)者の方
が、政治的意志を表明し、社会の構築に積極的に参加しようとする者の意志よ
り優先されるという、市民社会の民主主義ルールに反するものになる。
そこで、棄権=反対ということにならないために、最低投票率は設けるが、そ
の率をクリヤするまで投票を何度でもやり直す。ただし、その率は、段階を追
ってハードルを下げてゆく。例えば、第1回は66%以上、第2回は50%、
そして第3回目は1%以上だ。このような、回数を追う毎にハードルを下げる
やり方は、結構多くの国の選挙制度(或いは国会の議決制度)に存在している。
これは、多数党がなく小党が混在している場合、ハードルを下げないと、いつ
まで経っても何も決められず、国政が停滞するのを防ぐ為である。そのことに
より、結局は最も多くの意見を代表する政策が実行されることになる。憲法も
全員が賛成できる案が存在する訳はないんだから、そうすれば良い。