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改憲路線を突っ走る安倍政権に公明党が困惑している。反対すれば連立にヒビが入るし、同調すれば護憲・
平和の創価学会に怒られる―どうする公明党。
「なし崩し的に集団的自衛権の行使を認める議論であってはならない」「公明党は憲法9条の1、2項を堅持し、
集団的自衛権の行使は認めない!」
公明党の太田昭宏代表は3日の憲法記念日の演説でこう述べ、安倍首相が有識者会議を設置した集団的自衛権
の行使についても批判を繰り返している。連立与党のトップが異例の安倍批判だ。
「『平和と護憲』が看板の創価学会が支持母体の公明党としては、党執行部が9条の見直しに積極的と受け止め
られると学会からの突き上げが厳しい。学会からは自民党とは政策的に相いれない以上、連立政権から離脱す
べきだという意見も出ています」(永田町関係者)
実際、安倍自民党は公明党の神経を逆ナデすることばかりやっている。
「太田氏は公明党代表に就任当初、『自民党に対しては是々非々で、言うことは言う』路線でした。ところが、
安倍政権は国民投票法案を強行採決するし、衛藤晟一前議員の復党と参院候補公認問題も押し切った。これ以上、
安倍政権に唯々諾々と従えば“どこまでついて行くのか!”と、学会にソッポを向かれてしまいます。でも、
公明党としてはせっかくつかんだ政権与党の座は惜しいというジレンマにさいなまれているのです」(政治評論家・
有馬晴海氏)
もっとも自民党は公明党にソッポを向かれたら困る。7月の参院選で協力が得られずに過半数割れの事態になり
かねないからだ。公明党にケツをまくる勇気があれば、安倍のタカ派路線も頓挫するのだが、これはないものネダリか。
【2007年5月7日掲載記事】
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