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8日、九州、中国地方の5県で相次いだ光化学スモッグ注意報。今年に入り、
九州北部で頻発しており、専門家の間からは、経済発展が著しい中国大陸で
排出されたガスが九州上空に流れ込んだのでは、との指摘も出ている。
環境省によると、九州では、長崎県佐世保市で昨年5月に確認されるまで9年間、
大気中の有害物質「光化学オキシダント」が基準濃度を超えることはなかった。
しかし、今年4月下旬から、北九州市などで相次ぎ、8日の発令地域は、福岡、
長崎、熊本3県で19市町、山口、広島両県を含めると23市町に及んだ。
原因物質の光化学オキシダントは、気温が高い▽風がおだやか▽日差しが強い
―といった条件が重なれば発生しやすいとされる。この日、九州、山口各地では、
山口県岩国市で31・3度、福岡市で28・3度を観測するなど真夏日になった
ところも。移動性高気圧は昼間、九州南西沖の東シナ海にあり、中国大陸から
九州地方に風が流れやすい気象条件だったという。
環境省は「この日オキシダントが発生しやすい条件が重なっていたことも
あるだろうが、九州・中国地方だけでこれほど広範囲にわたって注意報が
発令された理由は分からない」としている。
一方、九州大応用力学研究所の鵜野伊津志教授(環境気象学)は
「汚染物質が中国大陸など国外から流れてきていること以外、考えにくい」と
指摘。「これから本格的な夏を迎えることを考えると、また同じ現象が起きる
可能性がある」と言う。(以下略)
URLリンク(kyushu.yomiuri.co.jp)
※画像:光化学スモッグ注意報が発令された福岡市内
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