07/05/09 10:21:16 0
国土交通省は10年10月に羽田空港で4本目のD滑走路を使い始めた後、在来ジャンボ機
(ボーイング747―100~300型)の乗り入れを全面的に規制する方針だ。
発着回数が現在の1.4倍に増えることから、特に騒音が大きい機種を入れないことで、
騒音の軽減を望む住民感情に配慮するとしている。
騒音問題を巡る航空機の乗り入れ規制は、3、4基のエンジンを持つ大型ジェット機を全面的
に制限している大阪空港に続き、国内で2例目となる。
在来ジャンボは70年代から国内航空各社が導入し、90年代以降、操縦装置のハイテク化が進み、
現在も主流の747―400型が増えるまで日本の空の主役だった。
だが、一定距離離れた所で測定した離陸時の騒音を比べると、在来ジャンボは新型ジャンボなど
より騒音は大きい。国交省の担当者は「地上の人間が感じるうるささは2倍近く違う」という。
現在、羽田の着陸機は大半が千葉県上空を通過しているが、D滑走路ができれば発着能力が年間
29.6万回から40.7万回に増える。とくに千葉側から騒音問題への配慮を望む声が出ている。
このため国交省は、飛行ルートを出来る限り東京湾上空に設定したり、陸上を飛ぶ場合も降下を
始める高度を現在より引き上げたりして、住民が感じるうるささが増えない方法を検討している。
在来ジャンボの規制もその一環。一方、運航の効率化などを目指す国内航空各社は新滑走路の使用開始
ごろまでに在来ジャンボから新鋭機への更新を終えるよう取り組んでいる。
[朝日新聞]2007年05月09日08時45分
URLリンク(www.asahi.com)
[関連スレ]
【行政/航空】羽田空港、国際線拡大か国内線堅持か 政府内議論が白熱
スレリンク(newsplus板)