07/05/07 23:58:16 tES4+Dqg0
金属疲労を目視で見つけるのは困難だ。点検を重視する以外の解決法の一つを提案する。
それは車軸が折れても他に被害を拡大させない仕組みを織り込んでおけばいい。
車軸が折れたことで車台が傾きフェンスに人間が接触したのならフェンスを遠ざければいい。あるいはなくする。
一度に複数本が折れることはなく折れても1本なのだから、”折れた”ことを”警報”と受け止め交換まで
停止させれば少なくとも人的被害は避けられる。破断面をみれば疲労とわかるのだから
他の箇所も同様に進行しているとして同時に交換すればいい。(後手処理だが人の被害はない)
一つのトラブルが他へ波及させない仕組みを設計段階で盛り込むことだ。金属疲労は一律に進行しない。
表面粗さが大きい(旋盤バイト目)だけでも進行したり、表面硬度が若干高いだけで大きく耐久性が上がるなど
予測が難しい。表面硬度と面粗度を上げるだけでも大きく向上する。
ローラーコースターは軌道を抱いているので本質的に脱線はなく一つが脱線したところで停止するだけのはずだった。
不幸な偶然が重なったが「本質的安全」とは被害を波及しない仕組みのことだ。メーカーのトーゴは
倒産したらしいが、設計費も車軸の費用も限界まで切りつめたのだろう。疲労は理解していたが採用できなかったの鴨。
車軸だけが注視されるが、他の部分も危うい設計は見つかるはずだ。またメンテの手抜きもあったろう。
それでも本質安全という視点を今後は重視してもらいたい。でなければ瑣末な犯人探しで終わってしまう。