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小2の3割「一つ」書けず=ワーストは「支」など-漢字習得度・民間調査
小学2年生の3割が、1年で習う「一つ(ひとつ)」という漢字の書き取りができず、
高学年になるにつれ「読み」より「書き」が苦手になることが7日、現役教師らでつくる
「日本教育技術学会」の調査で分かった。学年別で最も書けない漢字は
小6が「支持」の「支」(正答率7%)などだった。
調査は2004年4~5月、全国の小1~中1を対象に、前年度に習った配当漢字の「読み」「書き」
(小1生は平仮名のみ)をテスト形式で実施。計480校、延べ約3万7000人から回答を得た。
それによると、「ひとつ」という書き取りの問題に「一つ」と正解できた小2は70%にとどまり、
「人(つ)」や「入(つ)」などの誤答が見られた。音読みで出題した「一(いち)年生」は
98%が正解した。一方、「実り」を「みのり」と答えられなかった小4と、「末は外交官に」の
「末」を「すえ」と読めなかった小5がそれぞれ4割に達するなど、中学年以上で訓読みが苦手な
傾向も見られた。
「書き」の平均正答率は小2が89%だが、学年を追って下がり、小4が71%、小6は65%。
これに対し、「読み」の正答率は全学年で9割を超え、高学年ほど書く成績が悪かった。
5月7日19時1分配信 時事通信
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