07/05/06 17:14:01 0
★新車販売:国内で不振 売れなくなったのはなぜ?
新車販売台数の推移 新車が売れない。戦後最長の景気拡大が続いているというのに、
国内の新車販売台数は年々減る一方だ。「マイカー」が庶民のあこがれだった
高度経済成長期と比べると、車の種類はセダン、ミニバン、SUV(スポーツタイプ多目的車)など
豊富になり、ナビゲーション機能も付いて格段と使いやすくなった。
なのに、売れなくなったのはなぜ? 自動車各社に妙案はあるのだろうか。
■29年ぶりの低水準■
国内の乗用車販売(軽自動車を除く)のピークは、バブル経済末期の90年度で、年間590万台が売れた。
88年発売の日産自動車「シーマ」は、高級車ブームに火を付け「シーマ現象」という流行語まで生んだ。
以後、減少傾向が続き、06年度は359万台(前年度比8.3%減)に。
90年度比4割減で、29年前の水準にまで落ち込んだ。(中略)
■支出はデジタル家電に■
業界の危機感の高まりを反映し、日本自動車工業会が初めて「新車が売れない理由」をリポートにまとめた。
「乗用車を新車で買って、5年以内に買い替える傾向が減少した」と指摘。
保有期間の長期化と、最初から車を持たない非保有者の増加により、新車が売れにくくなったのだという。
リポートによると、公共交通網が発達した大都市への人口集中と単身世帯の増加で、車を持つ必要性が低下。
さらに年収が300万円未満の貧困層が拡大したことがある。
だが何より、若い世代の興味や行動の変化が大きいようだ。(中略)
■魅力アップ■
最大の課題は、いかに消費者に「魅力的」と感じてもらえる車を出せるかだ。
日本自動車工業会の張富士夫会長(トヨタ自動車会長)は「当面の対策でなく、中長期に考えないといけない。
商品開発でも、顧客全般をターゲットにして作るのでなく、男女、若者、中高年と、より絞って
考えることも必要だ」と話す。カローラのような、万民受けする車が人気を集めた時代は終わった今、
どこまで大胆な商品企画を打ち出し消費者を引きつけられるかにかかっているようだ。
毎日新聞 URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
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