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ジュネーブで開催されているブックフェアの一環として5月4日から「ジャパン・漫画・フェスティ
バル」で日本文化が紹介される。そこで放映される『東京ストリート』を撮影したファッション撮
影専門のパスカル・グレコ氏にインタビュー。
(略)
グレコ : コスプレは服の文化の極端な表現ですが、これは日本でしか見られない。原宿の
交差点で7、8人の外国人カメラマンが待機して若者を待ち受けているのには驚きました。実は
このようなストリート・ファッションが雑誌に載って、世界中のファッション界に働く人の刺激になっ
ているのですよ。
個人的な意見を言えば、女性のファッションが「可愛い」過ぎて子供っぽく、センシュアル ( 官
能的 ) ではないのが残念だなあと思いますが。
(略)
swissinfo : 『東京ストリート』はストーリーがなく、ストリート・パフォーマンスやコスプレや露
店などを淡々と写していますが。
グレコ : フランス語圏では大好評でした。こちらでドキュメンタリーを見た人の95%は「日本
に行きたい」という反応が返ってきました。
(略)
東京ほどカメラを写して面白い街はないと思います。建築にしろ、ファッションにしろ、音楽でも
ロンドンでも見られないものに巡り合えます。例えば、僕たちが写したアカペラを歌っていた4
人のグループは後に「レディ・ママレード」という名前でデビューし、有名なレコード会社からCD
を発売したと聞きました。
swissinfo : ジャパン・漫画・フェスティバルがジュネーブで開かれることも含めて、ヨーロッ
パでは日本ブームなのでしょうか。
グレコ : 日本は独特の強い文化を発信していると思います。中国はそれほど強い特徴の
文化を持っていない。さらに日本人は親切で他人に敬意を持って接する点が、スイス人が日
本を好きな理由だと思います。ルイ・ヴィトンの店に入っても、笑顔で迎えてくれるのは日本だ
けではないでしょうか。
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