07/05/05 13:45:50 O
正規社員から非正規社員への流れが進んでいる。派遣や請負、
さらには日々ネットカフェでその日の職を探す人が増加し、最近では、
24時間営業のファーストフード店で夜を過ごす若者まで登場してきた
といわれる。若者に過酷な状況を強いるのは何なのか、そしてそこから
抜け出すことはできるのか。日本労働弁護団事務局次長の棗一郎
弁護士に話を聞いた。
―フリーターや非正規社員などからの相談を通じてわかる、今の若者
の現状とはどのようなものでしょうか。
私はフリーター全般労組、個人加盟のユニオンなどを通じてフリーターの
人々と付き合うようになりました。実態は労働者派遣なのに、請負契約を
装うことで企業が雇用責任を免れる偽装請負、偽装雇用の事件を担当
してますけど、その部分の若者の現状が一番ひどいですよね。日本は
何でこんなになっちゃったのかなってぐらい…。ちゃんと雇用関係に
なっていないで、月に10万~15万円とか手取りでもらって、どうやって
食べてるのかな、と。しかし、それでも安定した職がある人はまだ「マシ」で、
スポット派遣といったものも広がっています。
(中略)
―若者が好きなときに働きたいということから「非正規」という選択を
取っているという議論もありましたが。
誰が好きこのんで非正規で不安定雇用を望む人がいますか。文句を
言えば、解雇されちゃうんですよ。賃金は安いし、社会保険も労働保険も
ない、いつ解雇されるかわからない。もちろん、プラプラしている人もいる
でしょうけど、30歳前後にして月給10万でどうやって食べていくんですか、
家族を作っていくんですか、また、結婚したり、家を手に入れたりるん
ですか。普通に考えればいるわけないじゃないですか。(以下略)
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