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★ 外務省伏魔殿と教育 3
<国から守られているシステム>
私も医師という仕事を10年以上しているが、この世界も完全に国に守られていると痛感する。
なぜならば、医師の給料の70%から90%が税金(公的なお金)から出されているからである。
それは私立の病院だって小さな町医者であっても同じだ。現在、日本では国民全員が
保険に入っていることになっていて、例えば国民健康保険(国保)の証書を提出すれば、
医療費の70%が国(市町村)から支払われるシステムになっている。つまり、病院に行って
お会計をして3000円かかった場合、国(市町村)が7000円ほどその病院にお金を支払って
くれているのである。医師の給料はそうやって上がった利益から支払われるので、事実上医師の
給料の70%は公的な資金から作り出されている。その医師がシロウトに毛が生えたくらいの
新米医師であっても、ミスばっかり繰り返している才能のない医師であっても、無関係に
公的資金から給料がもらえる。だから極端な話、医療ミスをしたところでその医師の給料が
減ることは絶対にない。
<国が官僚や医師を守る理由>
患者とけんかしようが、なまいきな口を叩こうが、サービスが悪かろうが公的資金は絶対に
支払われる。だから医師は国から守られている職業なのだ。もちろん、医師の全てが
無能ではない。だが、生き残りの競争が存在しない世界であることは確かで、だからこそ、
無能なやつがどんどん生まれるのである。医師や官僚を無能呼ばわりすることは忍びないが、
このような「国から守られているシステム」の中で働く者は、腐っていくやつが多いことは
当たり前のことであり、今さら私が口調を強めて言うまでのことでもない。さて、ここで誰もが
疑問に思うであろうことがある。それは、いかに官僚などのエリートコースがすばらし楽園
であったとしても、99.99%の人たちには関係のないことであり、官僚になりたくて、または
医師や弁護士になりたくて受験勉強をしているとは限らないというところだ。