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★プロミスが赤字転落、3782億円 1千人リストラへ
・消費者金融大手のプロミスは1日に発表した07年3月期決算で93年の株式公開
以来初めて当期赤字に転落した。赤字幅は3782億円。同時に約1000人の人員
削減や店舗の統廃合などを通じて総額約400億円のコスト削減をめざすリストラ策と、
自動車整備などの新規事業への参入を発表した。09年末をめどに「灰色金利」が
撤廃されるのに備え、収益構造の抜本的な転換に乗り出す。
リストラ策では、現在全国8カ所の自動契約機を通じた契約の受付センターを年度内に
2カ所にまとめるほか、413の有人店舗を286店に、1057の無人店舗を959店に削減。
消費者金融子会社2社を整理し、顧客との契約はプロミスなど2社に集約する。
新規事業として自動車整備店「カーコンビニ倶楽部」を傘下におさめたほか、中古車の
インターネットオークション事業にも進出する。
現在は収益のほとんどを占める従来の無担保ローン事業の比率を中期的には50%
程度まで引き下げる方針だ。今後は三井住友フィナンシャルグループと提携した貸金
事業やインターネット通販などの新事業、海外事業も柱に据えるという。
売上高にあたる営業収益は07年3月期には前期比3.2%減の3689億円。営業利益は
2033億円の赤字に転落した。灰色金利で貸し出した顧客への利息返還請求に備え、
引当金を前期末の10倍近い4187億円にまで積み増し営業費用が前期より8割増えた。
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