07/05/01 10:14:33 0
★イラク戦争が語るもの 憲法60年に考える(上)
憲法施行から六十年。人間なら還暦です。改憲の動きが加速する一方、イラク戦争を機に
九条が再評価されています。まだまだ元気でいてもらわねばと願います。
(中略)
日本でも大義なき戦争へ厳しい目が注がれています。政府はイラク戦争を支持し、イラク
復興支援特別措置法に基づいて自衛隊を派遣しました。幸いサマワの陸上自衛隊は無事帰還
しました。九条のおかげで「非戦闘地域」に派遣されたからとも言えます。
航空自衛隊は今も空輸活動に従事していますが、武器弾薬は扱っていません。これも九条の
制約です。
もし、九条がなければ、米軍への全面協力を余儀なくされ、戦争に巻き込まれていたかも
しれません。九条こそ、日本が柔軟に対応できる唯一の担保となっているのです。
九条の「戦力の不保持」と自衛隊の存在との整合性の問題がよく言われます。自衛隊の存在を認め、
かつ九条の有意性も認める、国民の優れたバランス感覚が九条を生きながらえさせたのではないで
しょうか。
イラクの悲惨さ、武力の不毛さから、九条の重さを痛感した人もいたでしょう。全国世論調査では、
九条の改定「不要」が44%と、「必要」の26%を大きく上回りました。
かつて戦場となったアジア諸国が日本を不戦国と見てくれるのも、武力行使の歯止めができるのも
九条があってこそです。九条が再び見直される時代になったのです。
■ソース(中日新聞)(中略部分はソースで)
URLリンク(www.chunichi.co.jp)