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アジア、アラブなど発展途上国の中で日本の存在を大きくクローズアップしたのは、
日露戦争における日本の勝利だった。
当時、アラブの世界で、「日本の乙女」というロマンティックな題名を持つ日露戦争を歌った有名な詩が
エジプトであり、大詩人ハーフェズ・イブラヒームによって作られた。
この詩はつい半世紀前までは、多くの知識人の間で暗唱されるくらい記憶されており、
いまでも、アラブ諸国の教科書に使われてたり、ラジオなどで朗読される。
「日本の乙女」 ハ-フェズ・イブラヒ-ム作
(前略) 『砲火飛び散る戦いの最中にて傷つきし兵士たちを看護せんとうら若き日本の乙女、立ち働けり、
牝鹿(めじか)にも似て美しき汝(な)れ、危うきかな!
いくさの庭に死の影満てるを、われは、日本の乙女、銃もて戦う能わずも、
身を挺(てい)して傷病兵に尽すはわがつとめ、 ミカドは祖国の勝利のため死をさえ教えたまわりき。
ミカドによりて祖国は大国となり、西の国ぐにも目をみはりたり。
わが民こぞりて力を合わせ、世界の雄国たらんと力尽すなり。』 (後略)