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米金融大手のシティグループは27日、国内証券業界3位の日興コーディアルグループに対する
株式公開買い付け(TOB)が成功したと発表した。シティの保有分と、TOBに応募のあった
株式の合計が日興株全体の61.08%となり、TOB成立の最低条件としていた50%を超えた。
大手証券が外資傘下に入るのは初めて。不正決算による顧客離れなどで経営が揺らいだ日興は、
シティの子会社として再建を進めることになった。
シティによると、TOBに応募があったのは約5億4000万株で、議決権ベースで56%に達した。
シティは買い付け価格を1株1700円に設定しており、買収総額は9200億円になり、
外資による日本企業買収では過去最大級。
みずほコーポレート銀行やトヨタ自動車など国内の法人株主と個人株主の多くがTOBに応じ、
日興株の6割超を保有する外国人株主も一定程度が売却した。
シティは今後、日興の役員選任など経営方針の決定で主導権を握る。まず、複数の取締役を日興に送り込む。
また、日興と業務分野ごとの作業チームを作って提携内容を詰める。
日興は昨年12月、利益水増しの不正決算が発覚。有村純一前社長ら前経営陣が引責辞任に追い込まれた。
東京証券取引所は日興株の上場を維持したが、日興は98年から提携関係にあるシティ傘下で立て直しを
図ることにした。
[朝日新聞]2007年04月27日10時09分
URLリンク(www.asahi.com)
米シティ、日興へのTOB成立発表…発行株の56%が応募
URLリンク(www.yomiuri.co.jp)
日興:シティグループのTOBが成立 所有株61%強
URLリンク(www.mainichi-msn.co.jp)
シティ、日興コーデ株へのTOB成立を発表
URLリンク(www.nikkei.co.jp)