07/04/25 09:54:22 0
2児拉致事件で実行役の元工作員宅など家宅捜索
警視庁公安部と兵庫県警の共同捜査本部は25日、北海道出身の主婦渡辺秀子さん(当時32)の
2人の子どもを北朝鮮に拉致したとして、現在は東京都荒川区に住む元工作員の女(55)の自宅や
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の関係団体などを国外移送目的拐取容疑で家宅捜索した。
女は公訴時効(7年)が成立しているとみられるが、拉致の実態解明には強制捜査や
女らからの聴取が不可欠と判断した模様だ。
捜査本部のこれまでの調べでは、拉致は北朝鮮の判断を受けた主犯格の女(59)が
工作員らに指示。実行役の女らが74年6月中旬、渡辺さんの長女高敬美(こう・きよみ)さん
(同6)と長男高剛(こう・つよし)ちゃん(同3)を、福井県小浜市の海岸から北朝鮮へ
工作船で拉致したとされる。女は工作船に同乗したらしい。
拉致にはこのほか、主犯格の女の元夫(60)と、2児を車で小浜市まで運んだとされる
別の工作員の男(59)の関与もあったとみられ、計4人がかかわったとみられるという。
捜査本部によると、主犯格の女は79年5月に日本を出国した。現在は北朝鮮で暮らしている
可能性が高く、海外出国により時効は停止している。捜査本部は裏付け捜査を進め、
この主犯格の女について同容疑で逮捕状を取る方針だ。
ほかの元夫らは所在が確認されていない。
朝日新聞 asahi.com(2007年04月25日09時13分)