07/04/24 18:04:37 0
警察官がリクルーター 県警
富山県警は本年度から、新たに一部の警察官を出身校で学生の勧誘活動を行う
「リクルーター」に任命するほか、県内の大学や高校で募集説明会を開くなど、
新卒の採用活動を強化する。団塊世代の大量退職で経験豊かなベテランが
少なくなることから、優秀な人材を獲保し、組織力を維持する。景気回復に伴い
民間企業も採用を拡大する中で人材の〝争奪戦〟が激しくなっており、県警は
「組織の弱体化は県内の治安を左右する。情熱を持った優秀な若手を採用したい」と
話している。
「リクルーター」は、自身の出身校に採用試験の受験を呼び掛けるほか、クラブや
サークル単位で学生を勧誘する。説明会は県内の大学と短大、専門学校、高校で開く。
捜査や交通など各分野の一線で働く捜査官も派遣し、現場の「声」を伝えることを
検討している。これまで、各警察官が個別に知人を勧誘することはあったが、
組織的に説明会などを開くのは初めて。
このほか、県警のホームページに県警音楽隊や山岳警備隊を撮影した動画を
新たに掲載し、職場の魅力を広くPRする。
県警によると、今後十年間で、警察官と警察職員の三分の一以上に当たる約八百人が
定年退職する。経験が物を言う捜査、警備部門の能力低下が懸念されており、
若手の育成が急務という。
警察官は、法律の理解やけん銃の取り扱いなど、専門的な知識や技能が求められる。
「経験者」の中途採用に頼ることも難しい職種で、県警警務課は「優秀な人材を確保し、
現場で育てていくことが、団塊世代の大量退職などに対応する鍵になる」と言う。
本年度の県警の採用予定は五月中旬に発表される。
URLリンク(www.kitanippon.co.jp)